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賃借人様の力になるということ
賃借人様は50代の男性。
家賃滞納が発生し電話連絡を行いましたが接触できない為、
現地訪問を行いました。玄関チャイムを鳴らすと室内で物音がするため呼びかけると賃借人様が体を引きずりながら出てきました。
聞くと、体の調子が悪くほぼ毎日室内で横になっていると。仕事には就けず、所持金は残り僅かしかないとのことです。
病院にも通ってはいるが所持金が無い為、十分に通うことができず必要な薬の摂取も出来ていないとのこと。
家賃の件も大切でしたが何より賃借人様の体調が心配になりました。
直ぐに救急車を手配する程ではありませんが、今後の生活や通院のためにも役所へ相談するよう提案し、
翌日に賃借人様と一緒に役所へ行きました。
事情を説明し保護受給が決まりました。受給決定後に賃借人様と面談するととても安心した様子でした。
借りていた部屋は転居することになり未納分は分割での支払いを約束しました。
賃借人様からは「未納分は約束通り必ず支払います。
自分が辛い時に来てくれて、協力してくれてありがとうございました」とお言葉頂きました。
1つ1つの業務が賃借人様を助ける力になれているんだなと実感しました。